地質材料の断面の自動解析
地質材料の切片を手作業で特性評価するのは、非常に主観的で手間がかかり、時間がかかるプロセスです。AZtecFeatureを大面積X-MaxN SDDと組み合わせて使用することで、このプロセスを自動化することができ、複雑な鉱物相を迅速かつ正確に特性評価することができます。
AZtecFeatureは、世界をリードするSEM用の粒子解析ソリューションです。スマートなアプローチの組み合わせにより、最高レベルのスループットと精度を両立するFeatureExpressアップグレードをリリースしました。様々な粒子解析アプリケーションで分析者が必要とする質の高い分析結果を提供します。
Fast
Accurate
Smart
Easy to Use
高速かつ強力
予算とニーズに適した検出器の選択
分析精度
簡単
自動粒子解析はこれまでになく簡単になりました!基礎的な粒子サイズ計測はその場で確認ができます:特定の粒子をクリックするだけで、同じ輝度の粒子群が自動識別され、それらの形状情報が瞬時に確認できます。
AZtecFeatureは、AZtecシリーズの機能と完全に統合。簡単に化学的情報の追加ができます。
単一視野から広域、さらには複数試料まで - データ取得領域を展開するのは簡単です:
粒子データ取得後ただちに、形状および化学組成の測定値と粒子のクラス分け結果がカスタマイズ可能なリストに追加されます。
光学顕微鏡法とは異なり、AZtecFeatureは粒子をサイズや形状だけでなく、化学組成やこれらすべてのパラメータの組み合わせでクラス分けすることができます。
組成情報により得られる新たな情報が、識別された粒子の起源や材料特性または工業プロセスへの影響についての確信をもたらします。これにより、以下のような研究開発や工業プロセス制御への応用が可能になります:
その他
希少粒子の検出
AZtecFeatureは、希少な粒子や関心のある粒子を素早く見つける、いわゆる「干し草の中の針」問題を解決するのに適しています。
電子線像の処理により、候補となる粒子を迅速に特定しEDSで化学的性質を確認できます。この技術は、犯罪捜査の分野で銃弾の残留物や鉱石試料中の貴金属の識別にも広く使用されています。分析時間を数時間から数分に短縮し、分析作業を効率化します。
AZtecは、広範囲に分布するナノ粒子分析のための大面積X線マップの自動取得ができます。AZtecFeatureは、数十ギガバイトのデータから成る大面積マップからX線データの抽出ができます。電子顕微鏡像とX線マップデータの情報を賢く組み合わせることで、AZtecFeatureは大規模な分析データから効果的な情報を抽出するためのツールとなります。
MLA分析 - AZtecMineral
コストパフォーマンスに優れた最先端の自動鉱物分析システム
製品ページ: AZtecMineral
GSRモジュールは、犯罪科学捜査と拳銃残さ分析専用の設定が含まれています。ASTM 1588-20に準拠した粒子の分類と報告書作成ができます。
製品ページ: AZtecGSR
鉄鋼材料・タイヤコード・粉末冶金に含まれる介在物分析
製品ページ: AZtecSteel
電池材料の清浄度検査 - AZtecBattery
リチウムイオン電池の材料粒子に含まれるコンタミネーションの分析
製品ページ: AZtecBattery
自動車部品の技術的清浄度検査 - AZtecClean
自動車メーカー向けの技術的な清浄度検査、およびISO16232またはVDA19に基づいたレポート出力
製品ページ: AZtecClean
アディティブマニュファクチャリング(付加製造)粒子の品質管理 - AZtecAM
アディティブマニュファクチャリングの品質維持のための、使用前後の金属粉の分
製品ページ: AZtecAM
高度な特性評価
AZtecFeatureは、AZtecシリーズの他モジュールとも統合されており、異なる分析法へのシームレスな移行ができます。
例えば、自動実行中に興味深い粒子やグレインが識別された場合、分析位置を再度呼び出してX線やEBSDのマップを数秒で取得することができます。AZtecの先進的なTruMapとTruPhase機能は、EDSスペクトルのオーバーラップやバックグラウンドの影響を補正しEBSDとEDSのデータを組み合わせることで、明確に化学相を識別します。また、WDSによる微量元素の測定や複雑なオーバーラップの解消もできます。
統合された機能により以下のことができます:
AZtecFeatureは Ultim Max SDDとの組み合わせで最高性能を発揮します。通常のマイクロアナリシスに適した40 mm2 からナノアナリシスに対応した 170 mm2 まで、Ultim Maxは予算とアプリケーションに合わせた様々な仕様から選択することができます。
Ultim Max検出器共通の利点:
Ultim Maxまでのレベルの性能が必要でない場合は Xplore の搭載も可能です。様々なカウントレート条件下でも高い定量精度が得られる10 mm2 SDDです。
自動化分析プロセスを実施する際、1つまたは複数の検出器を追加することで、サンプルのスループットを大幅に向上させることができます。
非常に小さい粒子や、ビームに敏感な基板上の粒子を分析するような難しいアプリケーションでは、従来の高加速電圧分析(例:20kV)の使用が適していないことあります。このような場合、複数の検出器の同時使用が収集効率の向上や粒子検出の高速化に効果的なソリューションとなります。様々な大きさの粒子が混在する試料では、検出器が一つである場合、大型粒子による小型粒子のシャドウイングが大きな問題となります。2つ以上の検出器を対向するポートに取り付けることで、このシャドーイング効果を克服することができます。
マルチ検出器システムは、サンプルスループットの高速化だけでなく、シャドーイングの影響を軽減することができます。
地質材料の断面の自動解析
地質材料の切片を手作業で特性評価するのは、非常に主観的で手間がかかり、時間がかかるプロセスです。AZtecFeatureを大面積X-MaxN SDDと組み合わせて使用することで、このプロセスを自動化することができ、複雑な鉱物相を迅速かつ正確に特性評価することができます。
AZtecによる拳銃残さ解析
拳銃残さ(GSR)は、弾丸が銃から発射されたときに、雷管と推進剤から発生する蒸気雲の凝縮から生成されます。プライマーからの凝縮蒸気は、典型的には球状の粒子を形成し、潜在的に0.5μm未満からかなり大きなサイズまでの範囲です。
AZtecFeatureによる粒子解析
AZtecFeatureのエンジンの摩耗検査、地質試料、大気の清浄度と汚染検査における応用について紹介します。ここではAZtecFeatureの主な改良点とEDS検出器のハードウェアの最近の進歩との組み合わせにより、産業界や学術界のより多くの研究者にとって、AZtecFeatureがいかに魅力的な提案であるかを説明します。
金属清浄度の定量化 - ホウ化物と窒化物の非金属介在物
これまで、鉄鋼やその他の合金中の非金属介在物や析出物、特にホウ素などの軽元素の特性評価は難しいとされてきました。しかし、AZtecFeatureは、X-Max Extremeのような高立体角ウィンドウレスEDS検出器や従来の大面積検出器と組み合わせることで、エキサイティングで新しい機能を提供します。
AZtecFeature
AZtecFeatureは、SEMにおける粒子分析のための革新的なシステムです。使いやすさと高速スループットのために最適化されています。この12ページのカタログでは、システムの概要をご紹介しています。(英語カタログ)
AZtecSteelを使った国際規格に基づく鋼の清浄度検査 このアプリケーションノートでは、非金属介在物の分析に特化した業界最先端の粒子分析ソリューションAZtecSteelが、様々な種類の鋼の介在物を複数の国際工業規格に準拠した特性評価を行った例を紹介しています。 |
AZtecSteelによる鉄鋼中非金属介在物の分析と分類 EDS-SEMと専用の粒子解析ソフトウェアAZtecSteelによる5種類の鉄鋼の分析例です。鉄鋼中に含まれる介在物を検出・計測・分類することで各試料の特性評価を行いました。 |
卓上型走査電子顕微鏡による粒子分析
粉末試料中の粒子には、あらゆる形状、サイズ、組成のものがあり、その分析と特性評価に対する要求も様々です。粒子分析の作業は、単一の視野からの形態学的な測定のみを必要とする場合もあれば、広いサンプルエリアからの何千もの粒子からの形状および化学情報の組み合わせを必要とする場合もあります。
ボールベアリング製造における技術的清浄度
部品の技術的な清浄度は、完成品の性能にとって非常に重要です。そのため部品の清浄度の評価は、自動車産業のような機械装置の製造など、幅広い産業に適用されます。このような部品の典型的な例としては、回転軸を持つほとんどすべての製品の中心にあるボールベアリングがあります。(日本語アプリケーションノート)
AZtecFeatureを使用したリチウムイオン電池製造における汚染物質の特定
リチウムイオン電池は、ほとんどのモバイル電子機器(ノートパソコン、電話など)に搭載されています。リチウムイオン電池は、その優れたエネルギー重量比とメモリー効果の欠如により、主要な電池技術となっています。また、最新世代の電気自動車やハイブリッドカーに使用されている主要なバッテリータイプでもあります。
リチウムイオン電池材料のSEM解析
リチウムイオン電池用の新しい材料や既存の材料は、その貯蔵容量と寿命を向上させることを目的として、広範囲に研究されています。SEMはこれらの材料の研究において重要なツールですが、Liの分布を明らかにすることは依然として主要な課題の一つです。
アスベスト繊維の自動分析
走査型電子顕微鏡(SEM)とエネルギー分散型X線分析(EDS)によるアスベストの自動分析は、疑わしいアスベスト繊維の量、組成、形態を迅速に測定できる強力な技術です。
(日本語アプリケーションノート)
類似の結晶構造を持つ鉱物の迅速な特性評価
電子後方散乱回折(EBSD)とエネルギー分散型X線分光法(EDS)を組み合わせて地質学的試料の特性を調べることで、試料の形成や履歴に関するより多くの情報を得ることができます。
(日本語アプリケーションノート)
鉱山から製造まで
リチウムイオン電池は、過去10年間で重要な技術となっており、EV(電気自動車)のさらなる発展に欠かせないものとなっています。電池の安全性を確保するためには、原材料の清浄度を管理することが重要です。自動分析により、汚染物質や汚染物質が混入している場所を迅速かつ容易に特定することができます。
(日本語アプリケーションノート)
地質材料分析のためのEDSハードウェアとソフトウェアの最新動向
エネルギー分散型X線分光器(EDS)のハードウェア(検出器、パルスプロセッサ)とソフトウェアは、過去10年間にデータの質、分析速度、使いやすさの面で多くの進歩を遂げてきました。
AZtecAMによる付加製造用粉体の完全な特性評価
付加製造に使用される金属粉末の完全な特性評価のために、専用のAZtecAMソフトウェアレシピを使用して合理化されたプロセスを検討してください。特性評価、粒子形態学、個々の粒子の特性評価を保証します。
(日本語アプリケーションノート)
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分析機器事業部
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